−はしご−

生きて行くってことは
はしごを一段ずつ、登って行くようなもの
自分のこの腕と足で
雨が降ったり
風が吹いたり
嵐の日もある

眩しい太陽が照りつけて
灼熱の日もある
もしも隣に励まし合える人が
いたならば
どんなに幸せだろう

終わることのない
はしごは励ましあいながら
だけど自分の力で
誰もが登ってゆくもの

誰もが自分のはしごを
登ってゆく
だけど遅れたなら
隣にいる人を少しだけ
待っている

私が遅れたなら
どうか少しだけ
待っててください
きっと、側にいる人の
ほんの少しの優しさで
元気は取り戻せるから

少しでも私の近くに
少しでも励ましの声の届くところに
あなたのはしごはあるのでしょうか？


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